冷え性
指先にぽつりと
駅ができた
誰もいない
小さな駅だった
古い雨脚の
匂いに包まれて
列車が到着する
あなたが窓際の席に
座っているのが見える
列車に乗って
あなたを探すけれど
どこにも見つからない
やがて列車は
冷たくなった指先だけを
残して発車してしまう
そんなふうだから
いつまでも
触れられない
指先にぽつりと
駅ができた
誰もいない
小さな駅だった
古い雨脚の
匂いに包まれて
列車が到着する
あなたが窓際の席に
座っているのが見える
列車に乗って
あなたを探すけれど
どこにも見つからない
やがて列車は
冷たくなった指先だけを
残して発車してしまう
そんなふうだから
いつまでも
触れられない
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コメント
諦念
その駅はいつの間に出来たのだろうかとふと。
私の列車にも沢山の乗客が居るようで・・・とても良かったです。
@風太郎
風太郎さん、コメントありがとうございます。
ちょっとした心と心の隙間に駅はできるのかもしれませんね。
大切な人、触れ合ったことのある人、どこかですれ違っただけの人、たくさんの人を乗せて、私もまたその一人として。
列車に乗っていたはずの、見付からない誰かに触れられないことを言っているのか、
小さくても駅ができてしまって、列車まで停まるせいで、もっと大きな何かに触れられないのか、
よく分からなくて、切ない響きだなと思いました。
@三日月
三日月さん、コメントありがとうございます。触れられないもの、ありますよね。触れたいのに触れられないのか、触れることすらできないのか。もしかしたら、言い訳なのかもしれません。