ソーダ水

地中よりわき上がる
ケラの声が
夜の静寂を小刻みに
揺るがしている

僕は俗物なため
この声が
超音波洗浄機の音に
聞こえてならないのだ

趣の心で耳そばだてれば
玻璃の杯に震える
ソーダ水の音に
聞こえるのだろうか

しかしこの例えさえ
超音波洗浄機が
頭から離れていないことを
如実に物語っている

投稿者

大阪府

コメント

  1. オケラ君 光を知らず切ないような儚いような。せめてものソーダ水。云われて見れば・・・
    とても良かったです。

  2. @風太郎

    コメントありがとうございます!

    オケラ君のジーーーという声を聞くと、
    夏が近付いて来る、と懐かしい気分になります。

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