
あやめの一生/絵:ソラ
雷に撃たれた
ちいさくて黒い鳥
その身を不幸にすることが特徴の鳥は
とてもすばやく飛行する
絡め取った怨嗟の黒い火を
逃さぬためだ
鳥たちは雲に飛び込んでいく
あの黒い雲に飛び込んでいく
鳥たちは煤から産まれて
煤になって消える
一羽が雷に撃たれた
真っ赤な雷撃であった
纏っていた怨嗟の呪詛たちは
灼けて煤になった
この星で火が燃え続ける限り
鳥は産まれて、鳥は消える
星の一部が穢れようと
全てが穢れることがないのは
この星に
火が燃え続けているからである
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