桜散る
桜散る それは夏の訪れ
二本の足のある私達は 重力に従って歩く
姉は私が姉のものを奪おうとしていると思っている
自分が妹のものを奪い続けてきたから、同じことをされると
桜散る それは夏の訪れ
二本の足のある私達は 重力に従って歩く
いわれのない疑いをかけられ いわれのない罪を着せられ
ああ あいつらはアホなんだ と笑い合ってくれた友も今はおらず
(元気にしてるかな)
(きっと元気にしてるよな)
お前は俺が好きなんだと訳の分からないことを言われ
俺が好きじゃないなら誰のことも好きじゃないんだと訳の分からない理屈をこねられ
せめて相手の事を思いやる心があったら きっと
本当に立派な人になれたんじゃないかな って
初夏 私は恋をしていない
とっくのとうに恋をするような季節を過ぎ それでもまだ二本の足で歩いていて
自分の幸福のために生きろと 教わったことがない なんて 息をしながら
どうして若い子はすぐに妬いてしまうのだろう?永遠の愛はものすごく穏やかなものだ
果てしない宇宙の法則も 読めるようになった昨今 君と僕が出会ったことも奇跡なんかじゃない
ただの公式 最適解
さあ パピコを半分こにしよう
夏まで 生きるんだよ
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