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知らない風の行方を
追いかけながら
誰かを呼んでいたのに
あの日、あの国で
境界線を越えて
帰れなくなった

母から貰ったはずの
名前は脱がされて
代わりに呼ばれる
焼き付けられた
らどみらどみを
覚えてしまった

そのむかしの空は
既に遠くへ逃げて
鳥の言葉も
忘れた頃には
人ではなくなる
手続きも済んだ

左脚に刻まれた
無意味な数字を
呪いながら
無機質な岩を砕き
ロクデモナイ
歌をうたっている

投稿者

東京都

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