あれは愛だったか

ためいきをついたら、
ふと
あの夜の
あの人のことを
思い出した。

今はうずかないで
私の左手の薬指に在る
刺青(しせい)は、

つやつやと
光を
反射しているのであった。
あの人は

ほほ笑んでいるだろうか

斜め上の宙を
みつめると
空気は
どこまでもいつまでも
しっとりとしていて
遠い
遠いのに
ここに在る
静かさ
空気は見えないのに在る

言ったのは
私だったか
思い出していくと
あの人が 私に
ほほ笑んだのは
一度限りだったか
無限

投稿者

コメント

  1. 一度きりかもしれないのに、記憶に焼き付いて、無限になる、ということが、確かにあります。
    最後の「無限」が、響きました。こしごえ様の他の詩のような、心が宇宙に広がって行くような、そんな壮大さを感じます。

  2. @野鳥倶楽部 さん ありがとうございます♪
    そうですね。
    現実には、その事実は、一度きりだったとしても、こころのなかでは、それが、無限になる場合がある、というのは、ある種、特別な経験なのかもしれませんね。

    野鳥倶楽部さんが、この詩や、私の書いた他の詩から、こころの広がりなどを感じてくれて、とっても ありがたく 貴重に思います。
    野鳥俱楽部さん、この詩も読んでくれて、色々に感じてくれて、ありがとうさま♪☆^^

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