トリリル・トリル

トリリル・トリル

宇宙の消えかけている混濁したおもりの
離された星々に意識としてのリングが見え出している
輪であるものとしては、開閉されたものとしての
億万年の被子植物の傾斜されたリングである
ひもじくしているわずかな理解の湾曲としての
裸体図にシナモンの意識体でもてなすと
我々は強制されないテレスの門前である
この広がる宇宙がそのままのテレスコープである
諧謔し、解放し、シャモニーのスロープにおしかけてくる
連れ出した三角地帯に意識の墓を旋回する
たよりなく、無駄足を踏み、ただならぬ、意味の森である
噴射された星からの無意識の夢見のだんらんに
ヘーシングの太い腕が星にまわされて
海はしかるべき波によって、陸地にわざわいする
この君の永遠のスランプにわだかまりの一番列車が行く
スイカズラのあやまちの定家のやすんずるままに
陸を片肺に乗せ、肺臓をかたきにのせ
いまだにソビエトの衛星たちにスナップする
ほころびる運命のしわくちゃのエネルギーにホモルンクスの味のしつこく
海底山脈的に移動する深海生物のただならぬ意識の放射で
わざわいの真剣な意識に訪れる一瞬のまばたきに
ソワートの音楽的質問がたびたびの餌のように
太り出している魚の鱗に近接する
ボナンザの星はベルギーの地図に掲載されるのであり
この渋谷のこの高層建築の周回する電車の窓に近く
星を肌に寄せて、太陽の顔でそれぞれの顔に影を落として
しのびよる気配のそのシンバーのリングに思い悩む
ワタリガラスの肺から海水の味がするのであり
神妙な気配の都市の中空庭園にみそらが歌うのである
ただしく歌われた国歌の最終的な聞き比べではなく
わたしがこの庭園に聞くのは
アザラシの声であり、幾万の島々の砂浜に聞く歌です
粉飾された決算の、紛失した鍵の、ふんぷんたる未来都市へと行く
この無重力の車の後部座席に気が坐る
描かれた未来都市の原始的な感情がいつまでも君を
わずかな笑いのわずかな空腹の
それらの視界のふとどきな感傷的テキスタイル
宇宙的規模で心が回転する時には
アマゾンの蛇の興奮した舌先のように
まるまると太った無限都市の空腹の痛みが走り出す
ヒヨドリの声に眼を開いた君の放棄されている意志的に未来ではなく
単純化されているこの二次元の脳髄がひたすらに眠る
横須賀の堤防沿いの二つの無限高層ビルに住居する
亜細亜蝶の一番の美は港である、そして
噴水的な意識が丸と十字で社印としている
この古代への憧憬の窓に身を寄せている君は
フラッシュ、ふたたびの、フラッシュ、身体にこわばるままの
宇宙へとひきこまれていく。

投稿者

岡山県

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