この追い風は
僕は近頃
追い風の中にいるため
恐れている
機嫌良く
風に押されていたら
崖の縁に立っている
そういうことに
成りはしないかと
やっぱりなと
安心したいがため
どこまでも続く青空に
雲の欠片を探している
楽しさはやがて儚く
霹靂は容赦無きようで
油断は思わぬ雷雨を招き
務めて肝要なるは用心
これはいわば経験則により
誰しも会得する心得と
僕は考えているが
貴方はどうですか
この追い風は
僕を何処へ
押い詰めるつもりなのか
突き落とされた先は
見はるかす花畑やも知れず
行く先をせめても夢見
しばしの順風に身を任せるも
僕はやはり恐れている
コメント
この詩を拝読して、思ったのは、次のことです。次のことは、極時々思うこと。
「何が災いするか分からない代わりに、何が幸いするか分からない。」と。
この詩から、あらためて、こう考えさせられます。