籠を持つ
揺り籠に
揺られているとも知らず
過ごした日々を
ひと言が鋭く割いた
破れた網目から
こぼれ落ちる心を
拾おうとした手は
空を切って
くしゃり、と
潰れる音がした
揺り籠は
空のまま揺れて微睡み
所在なくハンカチを振る手
自覚のない言葉は
ありふれた一言となり
今日もどこかで
こぼれ落ちた音
揺り籠に
揺られているとも知らず
過ごした日々を
ひと言が鋭く割いた
破れた網目から
こぼれ落ちる心を
拾おうとした手は
空を切って
くしゃり、と
潰れる音がした
揺り籠は
空のまま揺れて微睡み
所在なくハンカチを振る手
自覚のない言葉は
ありふれた一言となり
今日もどこかで
こぼれ落ちた音
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