大河の一滴、いい訳をする

壮大ないい訳を
考えている

ひとを泣かしたことはある
気弱ないとこのしゅうちゃんを
癇癪でどついたこともある
しつっこいいじめっ子の
帽子をひっぺがし
川に投げ捨ててやったことも

ひとを愛したこともある
まちがっていたとしても
おまえのことを心配して
とか言って
あなたとならどこまでも
とか勘違いして

すべき決断はできるかぎり
先おくりし
逃げ道だらけの
覚悟をぶらさげ

たったひとつ小さな胸をはれるのは
生きてる間中
これでええわけないわいな
と悩みたおしているところ

だって大河の一滴だもーん
なんなら銀河のひと埃ですけど

必死こいて
壮大ないい訳を考えている

投稿者

コメント

  1. ある意味、正直で、素直な主人公で、好感が持てます。うんうん、て。

    だって大河の一滴だもーん

    ここが、なんだか、かわいらしい。

    言い訳、言ってもいいですよね。うん。

  2. こしごえさま、コメントありがとうございます。
    だもーん、をあったかく拾ってもらえて照れくさいやら嬉しいやらです。
    いい訳しながら生きてます、はい。

  3. ミクロとマクロのせめぎあいの中で私たちは生きているのかもしれませんね。
    ミクロでは言い訳かもしれませんが、マクロの視点に立つとそれは真理に近いのかな、なんて。
    ちっぽけな自分だけれど、ちっぽけなことに奮闘しながら言い訳しながら過ごす生は愛しいですね。

  4. たもつさま、
    この詩みたいなものが
    そちらへ歩いていって、
    ひとかわ脱いだら
    ちょっとステキな子になった——
    そんなふうに感じています。
    ありがとうございます。

コメントするためには、 ログイン してください。