季節限定出会いましょう
探しものが見つからなくて
電波の海であっぷあっぷしていたら
ホイとキミに拾われた
放っといたら
沈みそうだったから
軽いかんじでそう言った
瀕死の漂着物は
腹にかかえた悩み事を
ポツリポツリ吐き出した
百年かけて吐き出した
百年かけてキミはそれを
くだらない戯れ言に
流していった
そうして百年経った頃
探しものが何だったか
はたして探していたのかも
忘れた頃、キミは
ワタシが居眠りしてる間に
軽いかんじで手をふって
波の間に間に消えて行った
季節限定の
救世主さまよ
コメント
もしかしたら、百年? 一生? 掛かっても、分からないことがあるかもしれませんね。この詩から、そんなことを考えました。
そして、ふしぎで、すてきな感覚になる詩ですね。
こしごえさま
読んでいただき、ありがとうございます。
キミとの出会いの意味を
何十年も経ってから
理解するのだから
ほんと一生もの、ですね。
ふしぎで、すてきな感覚と
そんなふうに届いたなんて
とても、とてもうれしいです。