空と海

きみは
どこまでも澄んだ青い空

きみの見つめる愛おしそうな目が
わたしを自由にするから
わたしは
漂う雲になり
旋回する飛行機になり
どこまでも突き抜ける光になる
 
 
 
わたしは
いつまでも深く碧い海

わたしの抱きしめるやわらかい胸が
きみを泣かすから
きみは
降り注ぐ雨になり
身を守る小さな貝になり
いつまでも海底で還らない月明りになる
   
 
きみは
「愛されて死にたいと思った」

わたしはそうだな
「愛して詩にたい」

わたしたちは空と海
愛を知るまま
ただ息をしようよ
どこまでもいつまでもなにもかも抱きしめあおうよ
 
  
 
 
 
 
 
 

投稿者

大阪府

コメント

  1. ここに海がありましたね。海を見ればもう死んでもいいかも、なんて。ましてや空は海にいだかれているのだから。
    海は生命の源でもあります。世界の果てでもあります。そして空を支えるのはいつも海です。
    ただ男は海を見つめていればいいんです。

  2. もう一個感じたこと
    男は「愛されて死にたいと思った」
    わたしは「愛して詩にたい」

    男は空だけに青臭いのかもしれない。夢見がち。
    女は同じ青でもブルー。もちろん愛と情熱はあってもどこか海の底。静かに詩を生み出すのかなって。

  3. @王殺し
    海っていいですよね
    泳ぐのが好きなわけでも、海の近くに住んでるわけでもないのに、なぜかひたすらに海に還りたいと思ってしまいます

    空と海は、平行線と思ってました
    交わらない、でもどこかでつながっているような

    空は色を変えつつもやさしいです、いつもそこにいてくれる、すべてを映してくれる
    海はすべてを飲み込む強さがあるけど、でもすべてを内包する、受け入れる
    海、いきましょ

  4. 語り手は他者の視線に自己を強く(とても強く)認識しているのだろうと感じました。
    これまでのナツコちゃんのキラーフレーズの数々にナツコちゃんがたくさん居るって思っています。

  5. これお題で書いても良かったんじゃ? 海の青は空の青を映してるだけなんだもの。オレも出来る限り愛されて死にたいなー。

  6. @たちばなまこと
    わたし、いてますね
    書いても書いても書き足りない気持ちです
    たちまこさんの詩は、ほんと裁縫する、裁断する、形作る過程の中に、いっぱいたちまこさんワードがあって、詩が織物のように仕上がっていく感じで、すきです

  7. @トノモトショウ
    わかります、わたしもちょと悩んだんですけど、なんかでもしっくりこなかったんです
    「空と海(グライダー)」とかにしようかな、とも思ったんですけど、お題を勝手にそんな風に切り取っていいのかもわからず

    男の人は、みな愛されたいの方が強いのかな…
    わたしも愛されたいけど、でもやっぱ考えれば考えるほど愛したいの方が強い
    不思議!

  8. きみ・どこまでも澄んだ青い空とわたし・いつまでも深く碧い海は、あお で高く深くつながっているんだなあ、と、
    この詩を拝読して 思いました。
    そして、それは、愛なんだ。きみとわたしは、愛で つながっているんだと思います。

  9. @こしごえ
    わ!素敵な感想すぎる…ありがとうございます^^
    うん、愛でつながってます

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