河川敷

 
朝露の結ぶ河川敷
 
疾走する中学生
 
息を切らし
流れる汗も輝いて
わき目も振らず
 
遠ざかる背
あの背を
追いかけたくなって
この朽ちていく体から
引きちぎられた心が
先を求めて
のばした指先
 
走り続けた影は小さくなり
重さを増した体は
縫い留められて
 
見上げる空に
赤とんぼの羽を透かす

投稿者

愛知県

コメント

  1. @ 汀尋(ていじん)
    さん
    痛々しい内容だとは思うんですが、表現が綺麗なので、そう感じさせないんです。

  2. 河川敷のドラマを切り取った 詩ですね。
    朝の 河川敷の風光で、中学生と この詩の話者の 生々しくリアルな空気感を感じさせます。

    見上げる空に
    赤とんぼの羽を透かす

    この最終連に、清々しさを感じました。最終連までと、この最終連との落差が素的です。

  3. @3.5代目はリハッチャン さん、コメントありがとうございます。
    推敲するうちに、痛々しいと読む感覚をどこかに忘れてしまっていたようです。ありがとうございます。

  4. @こしごえ さん、コメントありがとうございます。
    今年は長雨が続いて、思うように秋の空を見れていない気がします。そろそろ晴れた秋の空が見たいですね。

  5. 表現力が秀逸!って思いました。
    若い、軽い、速い、からの
    遠く、朽ちる、重い。

  6. @たちばなまこと さん、コメントありがとうございます。
    ネタばらしすると、9月のお題で試行錯誤した結果、なんか違うことになったものでした。
    お題企画、色々試行錯誤できるので、いいですね^^

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