
透明人間の椅子(栃木・福島旅行記3)
透明人間のために
置かれた椅子がある
週に一度決められた時間に
四人の透明人間が集まる
時間を決めているのは
相手が来たのか
わからないから
お互いの生存確認をして
近況や悩み事の話をする
やがて程よい時間で解散し
再びそれぞれの生活へと
溶けていく
街中ですれ違っても
もちろん気づくこともない

透明人間のために
置かれた椅子がある
週に一度決められた時間に
四人の透明人間が集まる
時間を決めているのは
相手が来たのか
わからないから
お互いの生存確認をして
近況や悩み事の話をする
やがて程よい時間で解散し
再びそれぞれの生活へと
溶けていく
街中ですれ違っても
もちろん気づくこともない
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コメント
テーブルと椅子の、思わせぶりな間隔は、見えない何かが座っているような…。不思議な写真。透明人間の気配を察知したために、撮られたような写真です。
名古屋のある公園の昔の光景を思い出しました。
置かれたテーブルが将棋盤になっていて、それが何卓か置いてある。
将棋を指している人には出くわさなかったけど、使い込まれた雰囲気で。
今は奇麗な公園になってしまったようですが、どんな人が将棋盤を囲んでいたのかなと思いを馳せていました。
@野鳥倶楽部
野鳥倶楽部さん、コメントありがとうございます。
今回の旅行では福島県の道の駅を中心に回ってきました。平日にも関わらず、どこも盛況でしたが、この写真を撮った下郷町の道の駅はゆっくりと時間が流れていて透明人間の周回にはぴったりな感じでした。
@汀尋(ていじん)
汀尋(ていじん)さん、コメントありがとうございます。
将棋盤のある公園、素敵ですね。
行ってみたかったな。
誰もいないテーブルで将棋の駒だけが動いていた、もしかしたらそんな透明人間たちの将棋大会が開催されていたのかも。
喧嘩してお互い黙っていたらどうなるとか、いらぬ心配をしてしまいます。
@ノラスケ
ノラスケさん、コメントありがとうございます。
以前、「透明人間と」という詩を書いたことがありますので、その一節を。
透明ではない人間には
不透明人間と
非透明人間と
未透明人間がいると
透明人間は考えている
三種類もあるから
透明ではない人間の世界には
争いが絶えないのだ、と
私の中では透明人間は争わない設定のようです。
でも、ノラスケさんの「喧嘩してお互い黙っていたらどうなる」というのは素敵な視点だなあ、と思います。
【透明人間の喧嘩】
透明人間も喧嘩をすることがある
そんな時透明人間は決して黙ることはない
黙ってしまうと相手が困惑するからという配慮や
暗黙のルールなどではない
黙ってしまうと自分が本当に存在しているのか
わからなくなってしまうから
やはり黙ることはできないようです。
参考「透明人間と」
https://note.com/tender_elk965/n/n5819721ffc78
@たけだたもつ
後出し情報ですけど、詩集「こっそりとショルダー・クロー」に載っていたのを(今さらながら)思い出しました。
※いとうさんにお会いした時に、お勧めされて購入しました
@ノラスケ
ノラスケさん、ぎゃー、カウンターくらってしまった。
*いとうさんの消息などご存じですか?
@たけだたもつ
前会長のお供でお会いしただけなので、わからないです。申し訳ないです。
@ノラスケ
失礼しました。ありがとうございました。