鬼平

小さな正義が
肩を寄せ合い
息をする、街

澄み渡る青空へ
瓦版が舞い上がり
消えていく

木漏れ陽の雨に
花びらを落とす
曼珠沙華

信号機が点滅し始める頃
黒猫が立ち止まり
見やる先

鬼平が通る

御先手組を従え
ザッザッ
音の無い足音

さわさわ
銀杏並木を揺らし
影の無い一行が通る

陣笠の下から
全て見通しながら
ただ前を見て

終わらない夜を
斬ってゆく

投稿者

コメント

  1. 鬼平犯科帳、好きな小説です。
    十年に一回くらい、読みたい周期が来て、図書館で借りまくります。
    詩の題名で、飛び付いてしまいました!

  2. 野鳥倶楽部さま!
    なんとここにも鬼平ファンが!
    うれしゅうございます。
    時代劇こよなく愛するババアでございます。
    わたくしはテレビ派でございまして
    エンディング曲、BBキングのインスピレーションが江戸の町に溶け込んで、なおさらたまらんのでございます。
    (つい、言葉遣いがへんちくりんになってしまいました(^^;))

  3. 私もテレビを見ていまして、テレビから原作にはまりました!
    中村吉右衛門さんの鬼平は、原作イメージそのままで、鬼平=中村吉右衛門さんです。エンディングの曲と季節うつろう江戸、たまらんの気持ち、同じくです。

  4. 野鳥倶楽部さま!
    やっぱり中村吉右衛門さまですよね。
    小説があることを知らなかったわたし(^^;)
    原作と同じだなんて、ますますステキ!
    情報ありがとうございます!!

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