昼下がり

忘れてしまった夢から醒めて
冷めたコーヒーに砂糖を一つ足した

口に運ぶわけでもなくただ揺らして
テーブルで回るその水面を見ていた

何か物足りないような気がして
コーヒーカップのふちをなぞれば

どこかに忘れてきた自分の輪郭を
少し思い出した気がした

立ち上がるのが幾分おっくうで
なにともなく座っていると

あくびとともに
魂が出ていくような気がした

投稿者

京都府

コメント

  1. 何か物足りないような気持ちを抱えて、ひとは生きているのかもしれません。私も、時々、魂が出ていってしまう時があります。魂は、何を覗いているのかな…。

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