欲する私

欲する私

欲する
私の欲望にキリは無いことが分かった
え、こんなことはとっくの昔に分かっていたでしょ
私は欲望の権化なのだと
とうとう認めたね
「いのちは原初から欠けている」
と繰り返し言う私の魂といういのちが。

でも、
あの方は言っている
「足るを知る」と。
あの方も言っている
「放てば満ちる」と。
できるだけそうしたい
と欲する私は欲が尽きない。
これでいいのかな。さて。

いろいろな存在や物事を欲する必要の無い
世の中になればいいなぁと欲する。
争いが尽きないから、いつの世も 平和を望む。
「いのちは原初から欠けている」から
いのちは何かを求め続ける
そう いのちはいのちを求める。

いのちにはさまざまないのちがある
たとえばそのものに役目といういのちがある
どんな人にもどんな物質にもいのちはある
たとえば悪にも悪という役目があり、
だからこそ善には善という役目がある。

そうは言ってもこうも思う
大き過ぎる欲を持つことは苦しみの元です
けれど
生きるために欲は少しだけ必要ね
そう 何事もバランスが大事。
私には悪も善もその他もあるけれど、
気を付けて
悪はなるべく出さないようにして、
善を出せるだけ出すようにしたい
時には「ばかやろう」って自分に注意をして
まちがいは少なくしたい
「何はともあれありがたい」

物は考えようですね
何事も心の糧にすればいい

みんなは今の今どんな気持ちだろうか
みんなの今を思う
更に、そのお一人 お一人の今を思う
思い浮かべる限り
思う
その世界を 今

そうしてみんなの願いが叶うとすてき
そうしていのちを欲する私
そうしていのちへありがとう

雲間から光の降る朝
二度と無い
今日という日

投稿者

コメント

  1. 欲望やいのちを思い壮大に逡巡しているようなところから足元の今日に戻ってきて、その今日も二度とない奇跡のかけらのように思える終わり方まで素敵ですね。

  2. あぶくもさんへ うむ。この「欲する私」を書いてこうして表に出さなければ私は前に進めなかったというのがあります。
    あぶくもさんがこれを読んでくれて、ご感想までくれたことを貴重に思います。最近の私の作品は、話題にはしにくいと思うのにです。
    なので、あぶくもさんへ ありがとうございます。素敵と言ってくれて、とてもうれしいです。^^

  3. 欲がなければ、世界は発展しませんが、欲がありすぎると、世界は混乱してしまう。難しいですね。…で、私は、ずっと長谷川のままであります。変わりようがない。(^^;)

  4. 長谷川さんへ うむ。はい、そうですねぇ、欲についても、これは難しい問題ですね。まあ、問題にするからおかしくなるのかもしれませんが、まあ、でも、結局は自分次第な部分もあるでしょうね。
    ただ、ある程度の自分だけなら問題無いとしても、他人との関係の中で欲が絡むと問題ですね。
    ああ、そういう中で、ずっとご自分を貫き通しているという長谷川さんが居て すてきです。うん、長谷川さんは、貫き通すしかないのかもしれませんね。
    私の場合は、周りの流れに身を任せて、自分の精神も変化するままに任せている。まあ、昔と変わらない部分もあれば、変わった部分もある。自分が変わるままに、これを受け入れていくしか私には出来ない。ある意味では、自分が無い根無し草が私です。
    なので、長谷川さんのように、変わりようがない、何かがあるというのは、ある意味貴重なことだろうと思います。
    でも、変わりようがない自分を持つというのは、もしかして、ある意味では たいへんなことではないでしょうか?
    そうは言っても、ご自分の芯みたいなものを持っている長谷川さんは すてき。

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