雨の降ること

さわさわと葉が揺れる
風に吹かれ
そこの家の垣根が
大きく音を立てる
道を歩く私に何かを伝えるように
アスファルトしか見ない私に

ばさばさと鳥が羽ばたく
私の前を低く
そこの家の屋根の下の巣へと
道を歩く私に何かを伝えるように
地面に向いた視線をあげるように

さわさわと吹く風が
びゅうと強くなる
冷たい風が
びゅうと吹く
冷たいしずくとともに

しずくは一つではない
一つまた一つそしてまた

地を埋め尽くすように
ザァっと急いで広げた傘に打ちつけて
そして消えていった

投稿者

兵庫県

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