余計なお世話
カメラなんてものは
光と影だけを撮っていればいい
と 友人はしたり顔で言った
気障で嫌だなと思ったが
その言葉はいつまでも
心の中を転がっている
今日も私は飽きもせず
光と影で出来上がっている世界に
色と言葉と意味を塗りたくる
問い続ける光と答え続ける影の
そのうつろいとせめぎあいを
ただぼんやり
眺めていればいいものを
カメラなんてものは
光と影だけを撮っていればいい
と 友人はしたり顔で言った
気障で嫌だなと思ったが
その言葉はいつまでも
心の中を転がっている
今日も私は飽きもせず
光と影で出来上がっている世界に
色と言葉と意味を塗りたくる
問い続ける光と答え続ける影の
そのうつろいとせめぎあいを
ただぼんやり
眺めていればいいものを
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コメント
「問い続ける光と答え続ける影の
そのうつろいとせめぎあいを
ただぼんやり
眺めていればいいものを」
ここ、すごくいいですね!
ささやかに見えますが沸々と抵抗心というか本質というかそういつものが見えました。
かっこいい詩です。
写真は、光と影だけではありません。撮るひとの「意思」が表れます。写真の怖いところです。私も、写真を撮りつつ実感しています。
あぶくも さん
>コメントありがとうございます
そのキモの部分が浮かんでくるまで2日かかりました(笑)
写真詩はその写真が何者なのかを見極めるのが難しいです。
たちばなまこと さん
>コメントありがとうございます
自分としては素直に書いているつもりなのですが(笑)
「かっこいい」と言われるのが相変わらずすきなので
嬉しいです。
長谷川 忍 さん
>コメントありがとうございます
その通りだと思います。
ただ、私の場合「意思」がまだまだ稀薄なような気がして
いつも歯痒い思いをしています。
イチカワナツコ さん
>コメントありがとうございます
相反する言葉、ってやっぱり癖ですよね。
でも、その悪癖を直すつもりはありませんが(笑)
「らしい」と言われるのは、とても励みになります。