すすむために
天から降ってきた雨に
雨に濡れる
葉桜の
青やかな
葉
いちまい
いちまいは
呼吸をしている
私は
知らなくていいことを知ってしまった
知ってしまったことにより後悔をしたが私の
今は昔よりも
後悔の味を少しは味わえるようになったようだ
そして後悔したことを忘れられるようになって 忘れても
つながっている
天から降ってきた雨に
雨に濡れる
葉桜の
青やかな
葉
いちまい
いちまいは
いずれ落ちてゆく
運命だが
この運命を認めたい私がこの運命を
認めないか 認めるか
ただそれだけのことだ
天から降ってきた雨に
雨に濡れる 見えない雨に
今というこの時も
コメント
雨に濡れる葉を見つめる時間や知ることや運命を思うそれらが永遠のように感じました。
人生は知らなかったことを知っていく旅のようでもあり、一方で知らなくてよいことを知ってしまう旅でもあるんだなぁと、この詩を読んで深く思いました。
ただ、それをどう受け止めてどうするのか、これもまた自分の人生なんですよね。「ただそれだけのこと」と言い切る部分に作者の強い覚悟を感じます。
決めるのは自分なんだけど
やはり、若い頃は気にしてしまう
知らなくても良いこと
密かに受けている気持ち
歪んだ憎
でも、経験を積めば積むほど
滞在時間を長くして
上手く消化して
それを忘れたり、解決したりする
でも、やっぱり俺は
たまには爆発したいです
良い言葉たちです
たちばなさんへ たちばなさんがこの詩を読んでくれて、そこから永遠を感じてくれたことをとってもうれしく思います。ありがたく貴重なご感想をありがとうございます。
永遠かぁ。「無限宇宙」という私がこの間書いた詩にこうあります。
この宇宙を生んだのは
何かだ しかし
その何かを生んだ(?)のは
何だろうか。
突き詰めていくと永遠て人間の常識を超えていますよね。
ふふ、うちのちびちゃんたち(ペットたち)には、彼らの生前に言ってあります。「永遠に一緒だよ。死んでも一緒だよ。永遠にありがとうだよ」と。まあ、ほんとうの所は分からないけど、今も彼らとも一緒だと思えるふしぎな時が時々あります。
この宇宙には、ヒトの常識を超えた物事だらけなんだと思いますね。だから、この世界をすてきに思えればすてき。うん。
あぶくもさんへ そうその通りですね。人生は旅。あぶくもさんがこの詩をすてきに捉えてくれて、そのようにご感想を言ってくれたことをありがたく貴重に思います。ありがとうございます。ご感想を頂いてとってもうれしい。
うん。
あぶくもさんはご存知かと思いますが、この機会にここに「運命」という言葉の意味を記します。「運命」という言葉は広辞苑によれば、「人間の意志にかかわりなく、身の上にめぐって来る吉凶禍福。それをもたらす人間の力を超えた作用。人生は天の命(めい)によって支配されているという思想に基づく。めぐりあわせ。転じて、将来のなりゆき。」という意味があるとのことです。
私たちが住んでいるこの宇宙世界の仕組みがこの言葉通りならば、ここにこうして私がコメントしていることも「運命」の一部ですね。そして、この詩の中の葉が落ちてゆくのも運命です。だから、これらを認めないか認めるか、ただそれだけのこと。ただし、運命の力が世界の隅々まで及んでいるならば、「認めない」のも「認める」のも運命の一部ですね。
でも、他の面から世界を見れば、「偶然」も宇宙の仕組みの一つなんだと思うし。このように世界を「運命」という言葉からは異なる立場で見れば、世界は多様性のあるモノなんでしょうね。
まぁ、自然や因果という言葉もおもしろい言葉ですよね。うん。まあ、私は難しいことはわかりませんが、色々とおもしろいですよね。
話を戻すと、人生は旅という あぶくもさんの言ってくれたことが、作者の私におもしろく響きます。あぶくもさんがこの詩を深く思ってくれて、とってもうれしい。
色々と言いましたが、人生を旅するその人や自分の意志・意思も尊重したいです。色々感じたり思ったり実行したり、人生はある意味おもしろい自分だけの物語ですね。悲しいことも辛いことなどもありますが、どの道行く旅ならば、(一つの願いとしては)出来るだけおもしろく感じたりして、旅をしたいです。
那津さんへ うん、那津さんの言ってくれたことも、その通りですね。さまざまな感じ方があってすてきだと思います。
那津さんがそのようにこの詩を読んでそう言ってくれたことをありがたく貴重に思います。ありがとうございます。
そうそう、決めるのは自分。自分の思い。
まぁ、色々気にしたりするのもその人次第なんでしょうけれどね。
経験は宝だと思うんです。経験から熟成していく人間性もあるでしょう。
でも私の場合、若い頃からそうだったのか、年を取って忘れっぽくなってこうなったのか、経験は私の場合あんまり意味が無くなってしまった。だから今は出来るだけ臨機応変に生活をしています。まぁ、私の「理想」の生活方法としては(「とらわれないで」というのが私には難しいですけれども)「行雲流水」で「物事にとらわれないで、臨機応変にやっていく」ことですかね。
ふふ、那津さんは「たまには爆発したい」とのこと。芸術は爆発だ、ですよね。それもすてきだと思います。
那津さんがこの詩を読んでくれて良い言葉たちと言ってくれて、とってもうれしい。ありがとうさま。
運命、…宿命も、最終的には、認めないか、認めるか。受け止めるか、受け止めないか。そこに掛かってきます。人生の摂理の部分と関わってきますね。森鷗外が、まさにそこを主題に小説を書いていました。
@長谷川 忍さんへ
そう長谷川さんの言ってくれた通りですね。
運命とか宿命って ほんとうにあるのかは誰にも確かめようがないと思うのですが。因果的必然の世界があると思うので、運命ということも まるっきし でたらめなことではないと思うんですよね。
だから長谷川さんがこの詩に同意してくれた通りで、認めるか認めないか。受けとめるか受けとめないか。
そうなんですね。森鴎外さんが既にそういうこと言ってるんですね。それは知りませんでした。ああ、これも運命かも? ふふ。
長谷川さんのすてきなコメントをありがとうございます。