と小鬼

昔の
私とは変わった
私は鬼である しかもこれは小鬼です
気の小さい小鬼
でも、
自分が小鬼であることを私は認めている。
視線は闇を見つめる。
闇の静けさが響く。
精神の神が目覚める。
小鬼は今日も初めて泣いた。
永い魂へ黙礼をする。
どんな時も
ほほ笑むことが出来ると信じる。
ぽっかり
ぽっかりと雲の浮かぶ
天の青く広く高く
小鬼はほっと息をつく
ツバメのヒナは助かって。
私は今
冷たい
こころ
波立ち
沈む魂

ああしかし
後悔はしていない

人の気持ちがやっとすこしは分かったような気がする

投稿者

コメント

  1. 最後の一行に何とも言えない感慨がありました。

  2. @あぶくも
    さんへ ああ、その最終行がミソだと自分では思っているので、あぶくもさんがそこに感じてくれたりしたことがうれしいです。
    読んでくれた上に、ご感想までしてくれて ありがたいです。ありがとうございます。

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