デイリーヤマザキの山崎さんの山崎さんへの思いについて
今朝もお客の山崎さんはデイリーヤマザキで山崎パンを一斤を買った
常変らずに店長の山崎さんがそつなくレジを打った
お客の山崎さんは夜に帰宅して山崎パンをかじりつつ
店長の山崎さんは身寄りの無い独居老人だったなって
山崎パンのCMを見ながらふと思い出したりする
今朝も店長の山崎さんはデイリーヤマザキで山崎パン一斤を売った
いつもと変わらずお客の山崎さんは控え目でお淑やかだった
店長の山崎さんは夜に帰宅して山崎パンをかじりつつ
お客の山崎さんは身寄りの無い三十路の独身だったなって
山崎パンのロゴを見ながらふと思い出したりする
お客の山崎さんと店長の山崎さんは
お互いの山崎さんにそこはかとなく思いを寄せつつ
独居老人の山崎さんと三十路独身の山崎さんは
お互いの山崎さんに目配せすらもせずに
今朝もデイリーヤマザキで山崎パン一斤越しに
山崎さん同士でのみ通じる
山崎さん同士の挨拶を交わす
デイリーヤマザキでの毎朝の
山崎さん同士のルーティーンであった
コメント
…………。
これはこれでいいわけでしょう、これらの後に何かがあるのかは、作者の関知しない世界なのでしょう、しかしまた、これはこれでつづく世界であり、これらの世界と「私の世界」が関知するものであるかどうかは、限りなく詩をはなれて行く世界です、現在時から始まる世界は、詩の中で「いつまでも」現在時としてつづく世界です、この世界に対して、読者は限りなく「反応する」のです。
@坂本達雄
さん コメント、ありがとうございます。ふだんは肉ばかり食べているとたまには魚が恋しくなります。そうやってこの詩ができあがりました。いや、なんと、まあ。
着眼点で成功していると思います。それは大切なことです。時間あればわたしの作品も読んでみてください。わたしの場合は「音楽性」に重きを置いています。佐藤さんの次の作品も待ってます。
@坂本達雄
さん コメントありがとうございます。音楽性も重要ですね。坂本さんの場合は、自由口語詩における音楽性になるかと思うので、ユニークな試みだと思います。読ませていただきますね♪