夜空へ旅立つ過去の人々

船は行く
広い夜空へ

目の前は暗くとも
安心の梢に光を灯して

標は日だ
毎日は過ぎていくが
一歩また一歩とボクの標は出来ていく

過去は標さ
人生の生きた証
振り返って
恥じらうことなく笑って
時に
やはりはにかんでしまって

誰かに自慢できるような
立派
な人生でなくとも

派手に傾いた
目新しさ
はなくとも

毎日はひとりでに出来上がり
ボクの生きた証となる

そこに生きた証はやはり確かに
ひとりでに出来上がっていって
いつの間にか
夜の街に迷い込んだとしても

きっとまた出会うだろう
星を標に
生きた証を

宇宙をみろ
そらは笑っているぞ

宇宙をみろ
そらは待っているぞ

君の還りを

君のもとに
どうか
この光が届きますように

暗闇の中で輝く
一筋の光が
そっと
夜の真ん中に
灯りますように

人はひとりでは生きてはいけないのだと

なぜこれほどまでに多くの人が口ずさむ

真理だからだ

ただ真理だからだ

真っすぐに目を見ろ
自分にうそはつけぬ
誰よりも自分を知るのは
他でもない
あなた自身なのだから

投稿者

神奈川県

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