晩秋

晩秋

冷え込む朝。

透明度が増した空は

川の流れを

浅葱色に塗り変える。

冬枯れを装う桜は

交差する枝で

幾何学模様を

水面に描く。

浮世と離れた世界で

季節の営みは

連綿と続いている。

投稿者

埼玉県

コメント

  1. 桜の枝は毛細血管のような絵を描くのですね。
    (たどれば貴女に届くかしら)
    季節の言葉をたくさん見つけられて、なんだか嬉しいです。

  2. たちまこさん、コメントありがとうございます✨ 毛細血管!本当にそうですね!
    また新たな発見をしたようで、嬉しいです。水面に映る小枝を辿れば、またいつか逢えますね✨

  3. 既視感のある写真。でも季節が違うのか。空気が澄んできたのを朝方に感じられるのがこの季節の好きなところです。
    「浮世と離れた世界で」というところが、日常の目の前の仕事や煩わしいことなどがあればあるほど、「あぁ自然や季節を感じたいなぁ」と思わせてくれますね。

  4. 透明度が増した空は/川の流れを/浅葱色に塗り変える。

    このフレーズ、いいですね。
    晩秋は、好きな季節です。
    季節には敏感でいたいと、常々想います。

  5. @あぶくもさん、コメントありがとうございます✨晩秋になると、朝の空気が澄んで、気持ちも清々しいですね。川の流れを見ると、日常の煩雑さからリセットされる気がします。

  6. @長谷川 忍さん、コメントありがとうございます✨ 晩秋になると、川の透明度が上がる気がします。四季折々で表情が変わる新河岸川に、感度を上げて見つめていきたいです。

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