裏の畑
裏の畑で
影千代が鳴いたので
行ってみた
影千代は
見えない何かに必死に吠えている
あたりは
少し
焚き火の匂い
秋が終わる
近所の炭坑夫が
馴染みの
たまには酒でも飲まないかと
聞いてきた
ああ
うちには裏庭は無い
ポチもいない
裏の畑で
影千代が鳴いたので
行ってみた
影千代は
見えない何かに必死に吠えている
あたりは
少し
焚き火の匂い
秋が終わる
近所の炭坑夫が
馴染みの
たまには酒でも飲まないかと
聞いてきた
ああ
うちには裏庭は無い
ポチもいない
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コメント
焚き火の匂いがあまりにリアルであったので、すっかりだまされてしまいました、しかしそれらはすべて、かつてあったもの、これからくるもの、ほら、あの声、よんでいる。
季節感と現実と非現実の間のような、すごく良い雰囲気の詩ですね。
ところで、ししまるはいた?
@坂本達雄
坂本さん、コメントありがとうございます
そうです、そこにたしかにあったりあろうとした景色と匂いです
感じ取っていただき、うれしす
@あぶくも
あぶくもさん、コメント、thank youです!
たしかに、季節感と非現実感とデジャブとその雰囲気を醸し出したかったのです
獅子丸〜
かわいい〜
焚き火、輪郭が存在が鮮やかで驚きました。作者のルーツにあるにおいなのかなと感じました。
馴染みって、なんともいいですね。
@たちばなまこと
たちばなさん、コメントありがとぅーす
焚き火がリアルすぎて
触ると少し火傷しちゃいます