007
無理難題を吹っかけられて
まだ何も解決していないけれど
ヒールで来てしまったことを
いつまでも気にしている君だけれど
僕と一緒に
唐紅にこんがらがろう
継ぎ接ぎだらけの未来に向かって
ただ闇雲にスキップしているけれど
スタバが何処にあるのか
そればかり尋ねてくる君だけれど
僕と一緒に
唐紅にこんがらがろう
季節が色を失う前の
樹々の馬鹿騒ぎだから
言葉が白くなる前の
感嘆詞の見本市だから
僕と一緒に
唐紅にこんがらがろう
やがて
祭りが終わってしまえば
風が熱を攫っていってしまえば
真っ青な空の下で
君と僕がこんがらがることは
もうないはずだから
コメント
「唐紅(からくれない)」に
「こんがらがる」
軽快で面白い響きの繰り返しが
がもみじの赤さや賑やかさを感じさせてくれます。
若さや勢いが感じられ、楽しく読みました。
@宮永 蕗 さん
>コメントありがとうございます
リズムは多少意識して書きました。
ボブ・ディランのパクリみたいになってしまいましたが。。。(笑)
丁寧に読み解いていただいて恐縮しています。