星の煌めきは
瞼を閉じた太陽の
見た夢だった
 
アンタレス
 
瞼を閉じた狩人は
赤く輝く
毒針の夢を見る
 

投稿者

愛知県

コメント

  1. 蠍座の首星アンタレスのイメージが強烈に輝いて見えます。

  2. 出だしで一気に持っていかれますね。壮大な映画の予告編みたいですね。

  3. @こしごえ
    さん、ありがとうございます。蠍という題で、みなさんもそうでしょうが、私も星座などを連想しました。しかし蠍座は日本では主に夏の星座とされているので、この季節としてはどのように扱うか悩みました。でも星占いでは11月あたりの星座であり、一体これはどうしてなのかなと余分なことを考えたりしました。ともかく、そんなイメージを詩に託し、またここではなるべく言葉をそぎ落とすように心がけてみました。俳句のように。それでもまだ言葉が多いですが、これ以上削ると訳が分からなくなりそうで。

  4. @あぶくも
    さん。なるほど言われてみれば映画宣伝のコピーライティングのようですね。ありがとうございます!

  5. @たかぼ
    たかぼさんへ うん、そうですねぇ。あえて言葉を少なくすることによりそれを読んだ時のイメージがふくらみ、読者に自由に読んでもらうことで詩の世界を広くすることが、この詩では豊かに出来ていると感じます。俳句とか短歌の要素ですね。

  6. こういう同タイトルで書く企画は、いかに個性を強く出すかなんですけど、広がるイメージの狭さもあって難しいですね。オレは今回スルーですけど、もし書いてたら星座はテーマにしなかったろうな。そんな中でもたかぼっちは、やっぱり着眼点の鋭さがあって、赤い星=太陽の夢と導き出すセンスが際立っている。

  7. @こしごえ
    さん。ありがとうございます!

  8. @トノモトショウ
    さん。トノモトさんが参加されないのは残念だな〜。でも褒めてもらってありがとうございます!

  9. 短い中に 
    時を越えて
    何か繋がっている感じです。

  10. @服部剛
    さん。ありがとうございます。狩人はオリオンを意識しました。

  11. ピアスやネックレスにして身につけたいような、洗練された一篇です。
    毒針の夢、美しいだろうな。

  12. 毒針の夢を見る

    余韻が夜空に果てしなく広がっていくようです
    こんなに美しい「蠍」は私には書けません。

  13. 太陽の見た夢かぁ
    凄まじくカッコ良いです!

    狩人の夢も
    壮大な、神話
    宇宙と
    イマジネーションと
    はじまりの物語

  14. @たちばなまこと
    さん。詩的でスタイリッシュな賛辞ありがとうございます!

  15. @nonya
    さん。恐縮するほどのお褒めの言葉、恐縮です!

  16. @那津na2
    さん。今回の企画立案のおかげでまた一つ詩を書くことができました。ありがとうございました!

  17. 宮沢賢治の「星めぐりの歌」(詩曲とも宮沢作)の宇宙的な詩情が甦りますね。

  18. @babel-k
    さん。知らなかったので検索してみました。「あかいめだまのさそり」ですね!

  19. 即興ゴルコンダで何度も挫折経験があるのでわかるのですが
    お題提出からは月並み以上の作品をなかなか書けないもので
    その上になおかつ短詩を出してきたのは刺激的に感じました。

    個人的にはお題を出すのは夕飯を何にするかの悩みがない分
    楽に愉しめるので日本文化として有りだと思ってます。

    それにしても。別の側面をみることができたようです。
    上手くまとめていてたかぼさんは創作詩作家なのですね

  20. @足立らどみ
    さん。ありがとうございます。他の皆さんが意外に短詩でなくて被らなくてよかったです。同じお題で皆で詩を書いてみるというのも楽しいものですね。同じ土俵に立つので相手の気持ちが分かってコメントがしやすいですし。

  21. 小品ですが、引き締まった作品ですね。「アンタレス」を真ん中に置き、前後の連(3行)が、危ういバランスを保っている。
    瞳を閉じた太陽の/見た夢だった
    このフレーズ、好きです。

  22. @長谷川 忍
    さん。ありがとうございます。まずそのフレーズありきで作りました。

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