推敲
俺は、いつも推敲ばかりしてしまう
「あれだめだ、こうしよう、これだめだ、ああしよう」
そればかりで、自信がなくて、転んでばかりで、進めなくて
暗い話になることは、なるべく避けたい
心配されるのは、いやではない
だが、申し訳なくなる
「だったら書くな」
ごもっともで、それが一番互いに楽だろう
それでも、書いてしまうのはなんでだろうか
そんなの誰にもわかるわけない
そう思う
「書きたければ書け」というところだろう
「書いて楽になるならそれがいいのではないか」そうだろうな
「何か悩みはあるのかな」わからない
他人には偉そうに偽善ふりまいて
いいところついばんで、盗んで
それを部屋いっぱいに散らかして
それを見て満足している
わからないことばかりで、わからないことすらわからない
コメント
詩を書いている時間より、詩を推敲している時間のほうが、ずっと長いかもしれません。…もとい、私の人生も、推敲だらけです。でも、書かざるを得ないんですね。辛いところです。