1829

1829

ぼくたちは闇の中
覚えられそうにないもの
もちきれずに
全財産は
煮えたぎって
たべられないほどに
肋が痛い
大長編か
アリスもびっくりだ
絶滅寸前だ
見分けがつかない
角を曲がって突きあたると
数式なんて捨ててしまえと
秒針が微笑むんだ

1830
 

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コメント

  1. 思い浮かべたのは1分間=60秒の夕刻の思想。「数式なんて捨ててしまえ」と微笑む秒針に賛成です。

  2. 1進む間にめまぐるしく展開していく、人生の奥深さを感じました。なんとなくみんな年号でくるのかなと思ってましたが(いやこの作品も年で考えてるのかもしれませんが)、色々と趣向が違いますねー。

  3. 1829
    1829

    ぼくたちは闇の中
    覚えられそうにないもの
    もちきれずに
    から始まって、
    数式なんて捨ててしまえと
    秒針が微笑むんだ
    というところに この詩の妙を感じます。

  4. 思い浮かべたのは夕刻、思考にトリップしている間の60秒。昂っているような焦っているような描写がかっこいいです。

  5. 最終行の、1830を読み終え、再び、その前のフレーズを読み直してみました。作者の痛みが、浮かび上がってくるようでした。1829から、1830へ…。秒針は、たしかに微笑みましたね。

  6. 突発的に出た言葉たちが、まとまって行く
    そのスピード感が
    素晴らしいです

  7. イメージが流れていきました。

  8. うん。…連続三回読み返しました、スピード感があって
    私も、カッコいい詩だなぁ!と思いました。拝読させて
    いただけて良かったです。ありがとうございました。

  9. コメントありがとうございます。
    今回は、とにかく短くできたらいいな、という想いがありました。数字には惑わされやすい気がします。お題をいただけるのは楽しいです。大喜利のような賑やかさ。企画していただけて、詩を綴る機会も与えてくださり、投稿できる場がある、感謝です。

    コメントの返信(通知?)これで送れてるか不安ですが、ちょっとやってみました。

    @あぶくも
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    (失敗してたらすみません)

  10. @ぺけねこ
    また。やりましょう!!
    みなでえ

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