1829

ねぐらのような
場所がある。

時々
詩友と語ったり
飲んだくれてしまったり
眠ってしまったり。

少し
潮が引いていた。

詩友に
つっこまれる。

忍さん

はい?

復活してほしいな
馴染んでよ。

馴染むとは?

詩友をふっと見つめた。

1829だよ。

しなやかに生きるのよ。

…1829。

ねえ、
想像してみて。

  *

ねぐらのような
場所があって
ちいさな虚が渦巻いて

私は、やっぱり
飲んだくれている。

それでも、潮を呼ぶ。

滓がたまってきたのかな。

投稿者

東京都

コメント

  1. 1番好きなかすは酒かすです。

    飄々としているような浮遊しているような、そして魅了的ですごく気になる存在(詩)です。“馴染んでよ”って、印象に残りました。

  2. 1番好きなかすは天かすです。

    謎の数字・1829を、謎のまま詩に潜ませるアプローチこそが一番1829だったのかなあと思いました。

  3. しなやかに生きるのよ。

    ねえ、
    想像してみて。

    私は、やっぱり
    飲んだくれている。

    など、
    長谷川さん節ですね。
    詩の言葉のウラにある余白が饒舌です。いえ、決して言葉でのおしゃべりではなくて、感覚的なおしゃべりをこの詩の調べから感じます。うまく言葉では言えないけれど、感じます。

  4. 前半は謎めいて、どこか推理小説のような展開を想像しましたが、「忍さん」という呼びかけに、現実も入り混じっている感じがしました。
    長谷川さんは、推理小説を書かれても面白いと思います。

  5. 復活して
    馴染む
    なんて素敵な言い回し

    今度から、飲むときに使わせていただきまする

    ありがとうございます

  6. そう言う場所は
    本当に貴重で

    イカレタ詩人が
    蠢く

  7. あたたかく、どこかもの悲しく流れていく時間のことを思いました。
    詩だなあ。

  8. @たちばなまこと
    たちばなさん、…私は、みそっかすかな。

    焼酎を飲みつつ書いたので、浮遊感は、あったかもしれません。飲むと、フワフワするほうです。馴染むという言葉、好きなんです。時々、詩の言葉に散りばめます。この詩はフィクションですが、馴染んでよ、とか、言われてみたいな。

  9. @トノモトショウ
    トノモトさん、…私は、みそっかすです。(汗)

    1829というお題をいただいた時、さて、どうしようかな、と迷いました。いろいろ考えて後、謎は、謎のまま残しちゃおうと思って、こういう詩になりました。題から、詩を書くの、面白いですね。

  10. @こしごえ
    こしごえさん、詩の内容は、読者諸氏にゆだねちゃおうと思ったところは、ありました。というより、…自分でも、何を書いているか、よくわからない。(汗) 書いているうち、こんな感じになってしまいました。しなやかに生きたい、という気持ちはあります。願望ですね。

  11. @渡 ひろこ
    渡さん、…推理小説ですか。書いたことありませんが、書いてみようかな。この詩はフィクションですが、ねぐらのような場所は、いくつか、あります。人に教えたくない、秘密の居場所…。塒。寝る場所、巣、という意味だそうです。私は、もっと広い意味合いで解釈しています。

  12. @那津na2
    那津さん、復活します。大丈夫です。少しずつ馴染んでいきます。イカレタ詩人会、ひっそりと集まりましょう!

  13. @あまね/saku
    ままねさん、焼酎を飲みつつ書きましたので、…ちょっと、フワフワした詩になってしまいました。あたたかさ、もの悲しさ、温もりを感じていただけたなら、作者として、とても嬉しいです。ありがとうございます。

  14. @あまね/saku
    すみません、お名前を間違えました。
    ままねさん ⇒ あまねさんです。
    失礼いたしました。m(–)m

  15. コメント失礼いたします。

    ねぐら。
    響きが好きです。ぼくにもあるだろうか、と色々想像させてもらえました。
    ねぐらがあるというのは、とても安心できる気がします。

  16. うおー、長谷川さんが新しい扉をまた開けられたに違いない!感が尋常じゃない凄さで伝わって来ました。「潮」「復活」「馴染む」「しなやかに生きる」「滓」などの言葉の手がかりを残して。

  17. ねぐら、
    ねぐらも良いなぁ

    馴染むも。ほんと良い!

  18. @ぺけねこ
    ぺけねこさん、このサイトも、ねぐらかもしれません。…秘密ではありませんが、居場所かなと思っています。

  19. @あぶくも
    あぶくもさん、恐縮です…。「滓」という言葉を使ってみたいと思い、この詩に加えてみました。…復活しなければいけませんよね。浮き上がります。頑張ります。

  20. @那津na2
    那津さん、良いねぐら(日本WEB詩人会)ですよ。
    馴染みます。(^^)

  21. はじめまして、お願いします。

    私は失語症なのであまり言えないのですけれども。

    すごく良かったのでお願いします。

    『滓』『ねぐら』『詩友』

    インスピレーションが好きです。

    ありがとうございます。

  22. @北杜アトム
    北杜さん、読んでくださりありがとうございます。詩友とのたまり場、ねぐら、のような場所を想像しながら書いてみました。飲んだくれ詩のような感じになってしまいました。

    ご返信が遅くなりまして失礼いたしました。

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