1829
18歳から29歳までの間に
人生のほとんどは決まる
と思っていた
でも通り過ぎてみれば
そんなことはない
むしろ
物語はそこから
時計の針は進み続けて
一瞬を
積み重ねてゆく
決してワープはせずに
今もそして
これからも
つらなる
時の粒子たち
だから
このまま
18-29の
もっと
ずっと
先まで
ひとつしかない
物語を
ただ
つむいで
進んでゆこう
18歳から29歳までの間に
人生のほとんどは決まる
と思っていた
でも通り過ぎてみれば
そんなことはない
むしろ
物語はそこから
時計の針は進み続けて
一瞬を
積み重ねてゆく
決してワープはせずに
今もそして
これからも
つらなる
時の粒子たち
だから
このまま
18-29の
もっと
ずっと
先まで
ひとつしかない
物語を
ただ
つむいで
進んでゆこう
会員でない方は会員登録してください。
コメント
ああ、初めの数字の捉え方から一気に引き込まれてグッと持って行かれました。うまく言えませんが、草野まことさんらしい感性に触れられて幸せな気持ちと、「そうそう、ほんとにそう!」と言いたくなるみんなの人生を柔らかく前を向いて応援する感じにまとまっているところに感動しきりでした。
私がまとめコメントしても無意味だけど(汗)長く続いたお祭りも終盤にさし
かかり日常の生活に戻りつつあるなかで、この作品うまくまとめているなあと
感心(韓信は項羽と劉邦の時代の武人)しました。料理だったら最後の役得
みたいな感じでも(鍋料理の底に溜まるスープは美味しい)、それを作品に
纏めるのは大変だと思う。意味不の1829の兼題に皆さん悪戦苦闘したなかで、
最後になるにつれて、出来ても評価低いのではないのかと思われがちだけど、
いくさだってしんがりは大変な仕事で、ビジネスでも最後をまとめるのは、
大変なわけで、無理のないネット詩をもってこれたことに敬意を評します。
載せてくれてありがとうございます。
こんばんは。コメントを失礼致します。
いやぁ!…私も、うまいなぁ流石、草野様だなと(笑)(^^;;拝読致しまして、
「1829」のちょっとした花火大会で、フィナーレの連発を見た様な気分に
なってしまいました。
載せてくださいまして、どうもありがとうございました。
確かに「18歳から29歳までの間に人生のほとんどは決まる」ということはなく「物語はそこから」ですよね。私もそうでした。しかし「そこから」ってのが非常に重要でして、人生の方向性が完全に決まったわけです。そしてその時期が最も詩的であるが故に、私の詩ってのはその時期のことを書いたものが多くなるのです。ということで1829を18歳から29歳と考えてくださってありがとうございました。
29歳で人生決まってしまったら、つまらないです。その後の「大人」の人生を味わい、もとい咀嚼してほしいです。…辛いこと、多いですけれども、物事の本質がわかってきます。大人の醍醐味です。
@あぶくもさん
連休最終日の気忙しい時に、お読みいただき、
コメントまでありがとうございます。
皆さんのように創造性豊かには綴れなかったのですが、
あぶくもさんがそんな風に感じてくださって、
とても嬉しく、そしてとても幸せに思いました。
あたたかいお言葉、ありがとうございました。
18-29歳は楽しくも悩みが多い時期に思います。個人的には29歳で初産したのでそこから人生がまた始まったことを体感しました。草野さんの柔らかな詩に心を撫でられて、守られているような優しい気持ちになりました。
@足立らどみさん
連休最終日の気忙しい時に、お読みいただき、
コメントもいただき、ありがとうございます。
期せずして今回「しんがり」になってしまったみたいですが、
皆さんをまとめるなんて、とんでもなくて、ただ
偶然投稿の日が遅れただけでしたので、らどみさんの
お言葉に恐縮しきりです。
(でも例えがとてもユーモラスで、思わずにっこりしてしまいました。)
そしてこのたびはこちらこそ、皆さんの素敵な連作の中に
参加させていただいて、ありがとうございました!
@リリーさん
連休最終日の気忙しい時に、お読みいただいて、
コメントもしていただいて、ありがとうございます。
私は皆さんのように、ほとばしるような物語性やあっと驚く意外性が
ないですし、全然うまくありませんのに、いつもながら優しいお気持ちを
ありがとうございます。
(ちなみにリリーさんが書いてくださった「花火大会のフィナーレ」という表現に、
心奪われました…!)
このたびは読んでくださって、とても素敵なお言葉まで
ありがとうございました。
みんなが言うように、それぞれがこねくり回した1829を綺麗にまとめ上げてくれた感じ。昔を振り返って、あの時こうしてれば人生変わっていただろうなと後悔することも多いですが、自分も29の時に子供が生まれて、子供の成長とともに人生観はガラッと変わったので、この詩がグッと心に響きます。
@たかぼさん
連休最終日のなにかと気忙しい時に、お読みいただき、
コメントもありがとうございます。
たかぼさんからいただいた
「その時期が最も詩的であるが故に、私の詩ってのはその時期のことを書いたものが多くなるのです。」
というお言葉、とても共感です!
だから今「そこから」を生きている私も、だから、詩を書きたくなるのかもしれません。
そしてこちらこそ、このたびはこのシンプルな「1829」から
考えをひろげてくださって、ありがとうございました!
@長谷川 忍さん
このたびは連休最終日の気忙しい時に、お読みいただき、
コメントもいただき、ありがとうございます。
長谷川さんのお言葉、本当にその通りだと思います。
まだ長谷川さんの境地まではたどり着けていないと思いますが、
私も目下、『「大人」の人生を味わい、もとい咀嚼』中な気がしています。
(ちょっとビタースウィートではありますが….)
そして「辛いこと、多いですけれども、物事の本質がわかってきます。大人の醍醐味です。」
というお言葉に、とても勇気と、同時に何か光をいただきました。
「大人の醍醐味」って、きっと想像よりずっと奥深いものですね。
このたびは、示唆に富んだお言葉の数々をかけていただいて、
ありがとうございました!
@たちばなまことさん
このたびは連休最終日の何かと気忙しい時に、
お読みいただき、コメントまでありがとうございます。
「18-29歳は楽しくも悩みが多い時期に思います。」というお言葉、
本当にそうですね!
そして「29歳で初産したのでそこから人生がまた始まったことを体感しました。」という
お言葉、お子さんを得て「人生がまた始まった」という表現されることに、
とてもとても感じ入りました。
(きっとすごくダイナミックな人生のリスタートですよね。)
最後のお言葉には恐縮しきりでしたが、たちばなまことさんが
そんな風に思ってくださったこと、大変嬉しく思いました。
そしてこちらこそ、あたたかいお言葉をありがとうございました!
@トノモトショウさん
このたびは連休最終日の慌ただしい時分に、
お読みいただいて、コメントもいただいてありがとうございます。
「昔を振り返って、あの時こうしてれば人生変わっていただろうなと後悔することも多いです」というお言葉、
うんうんと首を縦に振りながら読ませていただきました。
そして「自分も29の時に子供が生まれて、子供の成長とともに人生観はガラッと変わった」というお言葉にも
すごくグッときました。
(きっとちょっとラディカルで、でも豊潤な変化だったのでは?と勝手に推察しています。)
そしてトノモトさんからいただいた「グッと心に響きます。」というお言葉、
こちらこそ、とてもハートに響きました。
正直自信がなくて、投稿するべきか少し悩んだのですが、
こんな風にトノモトさんや皆さんのあたたかいお人柄に触れることができて、
とても嬉しく、ありがたい気持ちでいっぱいです。
このたびはありがとうございました!
一行目からずうっと来て、進んでゆこう という最終行が始まりの時であるこの詩に勇気を頂きました。すてきな詩です。
@こしごえさん
このたびは読んでくださって、ありがとうございます。
コメントもとても嬉しく読ませていただきました。
こしごえさんの「最終行が始まりの時である」というご指摘、
自作ながら全然気付いていなかったので、びっくりしました!
きっとどんな時も、この瞬間からが「始まり」なのですね。
実は少しショックなことがあり、そんな自分に言い聞かせるように
綴った詩でもありましたが、こしごえさんのお言葉にとても
勇気をいただきました。
このたびは、はっとするような視点と、あたたかいお言葉を
ありがとうございました!
それは、青春でした
うわぁ、良い切り口ですねえ
ありがとうございます
@那津na2さん
お読みくださって、コメントもお寄せくださり、ありがとうございます。
18-29は本当に青春でしたね。
切り口については、全く自信がなかったのですが、
那津na2さんに良いと言っていただいて、とても嬉しくなりました。
そしてこちらこそ、このたびは素敵な連作に参加させていただいて、
本当にありがとうございました!