茶漬る

元禄十五年 年の瀬

大石さんが
吉良邸に討ち入ったってよ
その話を肴にして
一杯やるか

呑み倒れの町
粋な若人

八八でも寄ってっかっ
じゃ一緒に茶漬ろうかねぇ
おらぁ梅と昆布にすっけどっ
おめぇはどうするっ
京風で西京焼きでも乗せようかねぇ
しっかしよっ
いつかは都行って
京番茶で茶漬りてぇなっ

茶烟永日香

いいお茶の香りだ

ぶぶ漬けでも貰おうか

投稿者

兵庫県

コメント

  1. 拝読させていただきまして、初めて、コメント失礼致します。
     わたくしはコメントを書くのが下手くそで、いつも感じたまま
    を、言葉にする事しか出来ないのです。(^^;;汗汗
     銀薔薇様の作品は二作とも、読後に爽やかな
    余韻のある素敵な詩だと、思いました。

     こちらの新作では、一緒に拝読しました知人より教わりました
    知らない語彙も幾つかあり。タイトルの「茶漬る」も、江戸の
    当時の若者の「流行言葉」だったと知りました。そこからして
    たいへん粋な!作品だと、感じ入ります。
     こちらの作品に影響されまして、翌日わたくしは、急須に
    お茶の葉っぱから番茶を入れて飲んでみました。今、ペット
    ボトルか急須で飲んでもTパックですが。たまには、お茶っ葉で
    いい香りを、楽しむ心のゆとりを持つ。あらためて、知らされた
    様な気の致します。
     味わい深く、胸に沁み入る作品を、投稿くださいまして(*´∇`*)
    どうもありがとうございました!!

  2. リリーさんへ

    丁寧なコメント有り難う御座います。
    いつでも文化を作る中心にいてるのは、若者なのかもせれませんね。
    お茶の香りは素晴らしい。日本の香りがします。
    ペットボトルばかりになり、お茶を入れることもなくなりました。
    急須がないお家も多いでしょうね。
    でもここで残念な報告です。
    お番茶も関東では安い煎茶みたいな感じで、緑色らしいのですが、関西のお番茶は、茶色でおやかんに茶葉を入れ煮出すのです。だから部屋中に香りが広がります。
    ぜひ一度、急須ではなくおやかんで煮出してみてください。
    お茶の香りに包まれますよ。

  3. @銀薔薇
       様へ

     返信のコメントを頂戴いたしまして、ハタと、わたくし気付きました。
    そうなのですね。…煎茶は急須で、お番茶は確かに茶葉が茶色ですから。
    考えれば…麦茶を急須で熱湯入れて飲んだような…(ーー;)?ちょっと、
    本当に残念で、ありますね。(笑)汗
     日常のごく、些細な知識一つ一つにしても、心の感動に結びつく。
    それこそが、詩心といえるのかも?…知れませんね。♪( ´▽`)
     お教えくださいました優しさに、わたくしのコメントさせていただき
    ました内容へ、お言葉をお返しくださいました銀薔薇様の誠意を、感じる
    事が出来ました。
     どうも、ご親切に有り難う御座いました。これからも、どうかよろしく
    お願い致します。m(_ _)m

  4. リリーさんへ

    リリーさんのおっしゃる詩心、とても素敵だと思いました。
    詩人の人たちが、一つ一つの言葉を吟味し、大切にするのと同じように、私は色んなものを大切にして生きて行きたいと思いました。
    私は急須で美味しいお茶を入れられません。なおさら玉露など無理です。でも番茶は煮出すだけなので簡単に作れます。ペットボトル時代ではもう旧世代人なのでしょうね。
    蛇足ですが、コーヒーも飲むのですが、世の中、コーヒーはインスタントから、ドリップコーヒーが増えているのに。
    そう思うと、人間はわがままで、矛盾ばかりで、本当に不思議です。
    こちらこそ、よろしくお願い致します。
    不一

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