もうひとつの時間

もうひとつの時間

池のほとりに咲く梔子の
抑えた柔らかみをかみしめてみる

白い花弁であることの事実を
事実のまま受け止める

もうすぐ夏至

無為に流れていく日があってもよい

暮れ方、花の白さに再び気づき
不安になったとしても。

投稿者

東京都

コメント

  1. 4連から、詩人の長谷川さんのありようが伝わります。

  2. クチナシの花はこれなんですね。たしかに不安にもなるほど白いです:)

  3. 白い梔子の花が醸し出す時間が、ゆっくり薫って来るようですね。

  4. 事実を受け入れる、から再び不安になるなんて、どこまでも対象から自分へ実存が移って、逆に見られているような気持ちになりました。

  5. 服部さん
    無為と不安の狭間にある、淡い感情を、描いてみたいと思いました。

  6. りゅうさん さん
    6月から7月頃、花を咲かせます。梅雨の風景に似合う花ですね。白い不安感、でしょううか。

  7. 渡さん
    梅雨時は、少し湿った詩情が浮かんできますね。梔子の香りとともに、断片的な心象を想ってみました。

  8. timoleonさん
    感情の不安定さのようなものを、描いてみたかったのかもしれません。感情の曖昧さでしょうか。人の気持ちの、不可解さですね…。

  9. クチナシの白いイメージがわきます。
    甘い香りに気づくと夏だなぁと反射的に感じる個人的な思い出があります。花ことばは「私はとても幸せ」

  10. 白い花に畏れのような感覚を抱くことが時々あります。美しい詩です。

  11. 王殺しさん
    クチナシ、独特の香りがありますね。梅雨時の頃咲くということもあり、私には、静かな夏、というイメージがあります。花ことば、初めて知りました。ありがとうございました。

  12. nonyaさん
    白い花には、不思議な情感があります。梔子も、派手さはありませんが、誘われるような魅力がありますね。畏れという言葉、私の中にとどめておきたいと思います。

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