カンクン・クンニ

記憶の中で俺は
あり得ないとか
散々言われ
目の前の金髪の股の間
痙攣を誘発する作業を
強いられていた

この金髪女は
相変わらず
アドレナリンばかりを
追い求め続けている

ビデオカメラや
TVやエアコンや
AmazonやTAXIが
21世紀じみた真似を
勝手にやり続けていたので
俺は

生産性のない
怠惰な精子を放出したまま
世の中と向き合うつもりは無い

俺が望んでいる物は
すでに誰かに盗まれたままで

誰かの生活のためや
生きる為には
しょうがないなんて

古代から続く睡眠の中で
無駄メシを食い散らかし

朝の光だとかタ陽だとか
ストロンチウムだとか
セシウムだとか
サッパリわけがわからない

目に見えない恐怖から
ブラック・メールを受け取り

ケツの青い電磁波の諸君らと
見つめ合う事も無しに

ハゲ散らかした部下に
車盗まれたり
遠くから罵声浴びせられたり

発汗したら足に痛みが走る
通風化学変化を

靴の中で湿らせたまま
業者相手にプレゼンし

本当はそこにある
正気な時間を
愛猫ブルーと
俺は
過ごしていたいだけなのに

世界中の女に騙されたまま
俺は自分の為だけに
オナニーをやり続け

1億の精子を即死させ
生產性クソ喰らえ
と呟く
ああ気持ちいい

納得するだけのカンクンの旭日
砂浜は真っ白サンドで
カリブ海に朝の光が昇った
AM5:45

昨夜のシャンパン3本頭で
女に起こされた
薄目の俺は

ベットから飛び起きて
びっくりして正座した

真剣に
太陽と海を見つめ続けた

なんて景色だろう
海が太陽に染まっている

太陽はこの海を
ゴールドに
塗り潰そうとしてるのだろうか?

それとも海は
太陽を黄金にする為に
鏡の役割をはたしているのか?

そこで俺は
地球が始まった時から
輝き続けている
純金の景色を見て

俺が盗まれたものを
やっと返してもらった事に
気がついた

泣いてる俺を見て
金髪は冷笑しながら
バスローブを巻いた

東京に戻ってから
偉そうに俺を
マニピュレートする声と
実像とを

俺だけが分かってて
アルファ・ロメロ飛ばして
ひゃっほーい!とやってるわけ

2017 4月5日 白痴のまま

投稿者

東京都

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