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私のモットーは、
「詩人の魂は筆」です。
私の命はこの魂
筆は書くということ
私は生きて死ぬ
私はただこれだけの人間だ。

けれども、
詩とは関係無しに、
あなたのことを思う
あなたのことを思うと
勇気が心に出てくることがある
私は詩を書く前にただの人間だ
私は優しい奴ではなくて
自然でありたいだけ
あるも何も
因果的必然の世界の住人の私
故に自然は自然です

死ぬというのは
この魂が私の肉体を離れて、
この肉体は死ぬということ
この時この魂がどうなるのか
私には分かりません。さて、
鳥は行く空高く

詩とは、私にとって、
死を含んでいる生(せい)だ
生きるというのはこの命に従うということ

長い眠りを終えて今日は朝を迎えられた。
光で満たされていく自室の
木製の円卓にコーヒーカップを
コトン と置いた
一日を始める

投稿者

コメント

  1. 一日を始める
    つまりは、筆をとる。
    詩を書く。
    表現する。
    生きる。

    生と死は、合わせ鏡ではないか
    そう想うことがあります。

    死は生の対極にではなく
    傍らにあると
    想うのです。

    慈しみの所以ですね。

  2. @長谷川 忍
    長谷川さん コメントありがとうございます。
    まさにそうですね、死を含んでいる生(せい)。

    うん、慈しみですか。そうなのでしょうね。うん。

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