紙切れ
ピンク色の紙を書く時は
希望に満ち溢れていたの。
あのニコニコした顔で
二人して間違えたりして
何度か書き直したの。
あの日、出会ったのが
運命だったかのように
幸せで幸せで溢れていたの。
でも
運命ではなかった。
というよりも
こういう運命だったのかもしれない。
緑色の紙切れを書くことになることも。
緑色の紙を書く時は
憎悪で満ち溢れていた。
なんともいえない顔して
間違えないようにゆっくり
一枚書き終えた。
あの日から
ずっとずっと
私の事を裏切ってたのね。
許さない
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