蒸発
地下鉄の代理人
話をする
針葉樹の先にある
白墨が
フェンスを越えて
生活は届く
少し痩せた体の
影踏み
わたしが書く手帳には
青い空ばかりが
広がっていて
その高さにいつも
苦しくなる
薄く立つ代理人
不定形に剥がれていく
焦げた改札の臭いと
夏から生まれた
最後の陽射し
透明は蒸発する
地下鉄の代理人
話をする
針葉樹の先にある
白墨が
フェンスを越えて
生活は届く
少し痩せた体の
影踏み
わたしが書く手帳には
青い空ばかりが
広がっていて
その高さにいつも
苦しくなる
薄く立つ代理人
不定形に剥がれていく
焦げた改札の臭いと
夏から生まれた
最後の陽射し
透明は蒸発する
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