幸せしかない街にいたら

石川啄木が
歌を詠むことも なかったかもしれない
太宰治は 
傷つくことを恐れて 入水するだろう
芥川龍之介は 
天国よりも天国的だと 嗤うかな

芸術は 安定で
世紀末 という言葉には意味もなく
あの心の叫びを歌ったアーティストは流行らなくて
奈落の光りのような優しさにも気づけなくて

  

君ならどうする

 

静かな冬の海で雪の上に跪いたら同じ景色が見えるだろうか

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