山の川
ある日 父親に連れられて
キャンプ場へいった
秋が近いけど お日様はまだ厳しめ
近くに川が流れていた
透明な水をすくうと すごく冷たい
石を集めてきて 飲み物を冷やす
僕だけの 秘密の場所
山を駆けて 汗だくになると
その川の水をすくう
木漏れ日の中で 水遊び
僕だけの 秘密の場所
でもいまは
霧がかかってしまっている
行こうと思えば
いけるかもしれない
けど俺は行けない
だけど
そのまま霧に紛れてしまうのも
悪くはないだろう
陽の光から俺を
隠してくれるなら。
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