ヤンキーゴーホーム

シルバーのピン、楽園からの宝塔、すれすれの
迫りくる屋敷は音戸瀬戸
セトの剣は石に突き刺さり、ハタハタの
武人はきな臭く、シルバーの武具に包まれており
金属の戦地には、重金属の足がのびる
ガラン、ガラン、武人はせきひとつ立てないで
香り袋をひそませて、焼かれた骨の感覚で知る
重たい草は、河に沈み行く、ハタハタの
づっくりと、人の魂は直流の山を越え行く
民カラの民クラの民シンの、どろどろ崩れて
文殊菩薩の携帯電話から倉敷駅へ
ミンダラスラス、ミンダラスラス、ミンダラスラス
わたしは道に砂絵を描く
過去の形態が現在の形態へと、すやすや
貧民窟はつづいている、どくどく
屋敷は砂にうずまるだろう
ひややかな、シンボルは、ひえたからだで
沖縄の海の沈められ、うーだ、ウーダ、うぃーだ、ウィーダ
鏑大根、すずしろ、若菜摘みゆけば
震撼する海の悪魔の偉大な声です
ところどころ、アイダホのポテトにほだされて
戦う時には戦車の声がする場所に来ています
祈りをささげ、空に祈る禰宜（ねぎ）のごとくに
つややかな葉隠れのひつじの刻
しみわたるほうれんそうの形態です
バターの香りの魚が焼けて
ヤンキーゴーホーム、叫びたい時は
奈良の都の発掘遺跡、祭りの日には時雨あり
栃の実を欲して熊が出没する時には
ヤンキーゴーホーム、仲間に入れてあげましょう
火星人の人形を焚き火に
投げ入れて。