浮夜道

空がはらりと舞い散る
その花弁は月明りに照らされながら
薄暗闇に吸い込まれる

じゃりじゃりと音を立てながら
足元をすくわれそうな私は
何をみるでもなくひた歩く

はな歌交じりに靴鳴らし
調子づける浮世道
ただそれだけの返り道

投稿者

コメント

  1. こんにちは。^ ^ 拝読させていただきまして短いコメントを失礼致します。
    タイトルも、とても素敵!
    時雨芳華 様の作品は擬音が、さりげなく…いつも効いていますね。♪
    センスを感じます。魅力的な作品ですね!
    こちらの作品から影響を受けまして、私も五行歌を一首仕上げました。
    「浮夜」という言葉を、私のイメージで使わせていただきました。
    どうもありがとうございました!m(_ _)m

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