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ルイボスティーに
蜂蜜をひと匙
後ろめたさの靄が薄らぐ

視界の端で揺れる
紅いカガリビバナ
後悔の袋小路が華やぐ

朝が来た
また生きてしまう

光を浴びて
影とともに
また生きてしまう

投稿者

東京都

コメント

  1. 素敵な陰翳の写真ですね。
    この詩を読んで、死んでしまうまで生きてしまおうねとみんなで約束したような気持ちになれました。

  2. 影が起き上がったよう。
    面影や幻影なんかよりも、たしかさを感じさせてくれるような存在。朝が来るたびに「 おはよう」っていってくれるような。そんなことが浮かびました。

  3. 影に正体が現れる、そんなことを思います。
    構図が素敵です!

  4. また生きてしまう。このリフレインが、印象に残りました。生きる、ではなく、生きてしまう、のですよね。今頃の季節は、陽ざしが鋭角で、影が濃くなります。…影とともに生きてしまう。

  5. 影って何だろ。光の届かないところ。そこに物があるから。そこには光が届かない。でも光はいろいろと反射しているから、一見影なのだけれど、必ず何がしかの光は届いていて、完全な闇では無くて。
    すいません、取りとめの無い話なのですが、今日は影について考える一日にします。

  6. @あぶくも さん
    >コメントありがとうございます
    天変地異や大きな事故が起こると
    改めて生きている自分を実感します。
    「生きてしまおうね」と声を掛け合いながら
    より良く生きていきたいものです。

  7. @ぺけねこ さん
    >コメントありがとうございます
    逆光は影の存在を際立たせてくれますよね。
    存在そのものよりもリアルに感じることがあります。
    ぼーっと生きているといつかは影に
    存在を乗っ取られてしまうかもしれません(笑)

  8. @たちばなまこと さん
    >コメントありがとうございます
    あえて正方形のカラーにしたのが良かったかもしれません。
    最近、存在がどんどん稀薄になっていくようで
    影の脅威をひしひしと感じます(笑)

  9. @長谷川 忍 さん
    >コメントありがとうございます
    影とともに、自分の負の部分とともに
    朝が来たら素知らぬ顔でまた生きてしまう。
    出来れば少しでも陽を浴びる存在でいたいから
    ひたすら書いたり撮ったりしています。

  10. @たけだたもつ さん
    >コメントありがとうございます
    意識し始めると「影」は本当に不思議な現象ですね。
    たまに「影」を利用して写真を撮るのですが
    たぶん「影」の実体を捉えたことは一度もありません。
    光とのせめぎ合いがうまく表せないのかもしれません。

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