銀ちゃん

石灯籠に赤椿
門前に、紐で繋がれうずくまる
白黒猫は 
どこか 浮世絵見る様な

冬日和
ダークグリーンの目を細め
通りゆく人ながめて過ごす
今朝は 見られぬ猫姿

尻の穴
見せてすり寄る オヤジ猫
「バイバイ!」
云うと 爪立てて
手の甲引っ掻く悪さぶり

庭先で 爺じに抱かれる
銀シロウ
目の合う私へ短く鳴いて
いつもと違う 澄まし猫

投稿者

滋賀県

コメント

  1. 猫詩に思わず反応してしまいました(笑)
    猫はどんな景色も物語にしてくれますね。
    それぞれの猫にそそがれる温かい眼差しを感じました。

  2. @nonya
       様へ

     お読みくださいまして、ご感想のコメントをどうもありがとうございます!(o^^o)
     過去作「地域猫」のミケちゃんと、友人宅の飼猫「シーちゃん」に続く、
    ノンフィクション猫詩三部作です。笑ゞ 楽しんでいただけました様で、とても嬉しく
    思います。m(_ _)m
     この銀シロウ、最終連では猫がネコ被ってるんですよぉ…。^^;

  3. 猫は詩になりますね。情景描写が見事です。。オヤジ猫のあたりがとても面白かったです。(^^

  4. @レタス
       様へ

     お読みいただきましてコメントを、お寄せくださり
    どうもありがとうございます!^ ^ ♪
     この銀ちゃんは、「お尻の穴は、もういいねんって!」
    言う私へ、ホントにお尻からスリ寄って来るんですぅ。
    ご感想とても嬉しかったです。

  5. 猫と和な世界感が粋ですね。韻を踏んでいるため小気味よく楽しめました。
    銀シロウという渋い名前なのに、最後は猫らしく庭先で 爺じに抱っこされちゃうところ、可愛いすぎて癒されました。

  6. @ザイチ
       様へ

     お読みくださいまして、ご感想のお言葉をお寄せいただき大変嬉しいです!
     どうもありがとうございます!(^∇^)
     感激です。♪ 猫詩、また書いてみたいと思います。

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