寂しそうだった

寂しそうだった

テラスの手摺にもたれ
川を眺めている人がいた。

女性だ
宵に紛れて
齢は判別できない。

スマホでそっと
彼女を撮った。

画面を覗くと
テラスには
誰もいない

写っていない。

もう一度
彼女を見つめた。

寂しそうだった。

投稿者

東京都

コメント

  1. 残像なのか、霊なのか
    そこに長谷川さんが確かにとらえた女性
    俺にも、なぜか、見えました

  2. 私にも何故か見えました。
    とても寂しくてしんみりとする詩。
    しみじみと浸透してくる詩。

  3. @那津na2
    那津さん、記憶の残像だったのかもしれませんね。そう解釈すると納得がいきます。

  4. @たけだたもつ
    たけださん、彼女の寂しさを想像してみました。人それぞれに寂しさがあるのでしょう。…それが残像となって現れたのかな。

  5. 日常に不思議な感覚の交じる詩ですね。最後をシンプルに締めるとこほが逆にイメージが際立って私にも彼女が見えました。写真も素敵です、空が好きな色合い。

  6. 皆、それぞれおもいおもいの女性を見つめたのでは、と思うほど、どこか普遍的な想いを感じる心地です。

  7. @あぶくも
    あぶくもさん、隅田川の少し上流のほうです。夕暮れのきれいな場所で、時々訪ねます。日常と非日常のあわいでしょうか。そんな光景でした。

  8. @ぺけねこ
    ぺけねこさん、ありがとうございます。読者諸氏が、心の内にある女性を想っていただけたなら、嬉しいです。

  9. 逢魔時ですね。
    この時間は私も人のようなものに何度か会いました。
    心の裏口が少しだけ開く時間です。
    とても良い写真だと思いました。

  10. @nonya
    nonyaさん、逢魔時、たしかにそうですね。心の裏口が開く。そこから零れてきた人。…もしかしたら、私も、誰かの心の裏口から零れているのかな。そんな想像をしてみました。

  11. 心のうちある女性、女性の場合は自身にもとらえられますね。
    Nonyaさんのおっしゃるように、心の裏口を見るような逢魔時の妖しさも相まって、
    想い想いの残像が浮かぶ、個々人にとても深く染み入る詩だと感じました。

  12. @ザイチ
    ザイチさん、ありがとうございます。たしかに、逢魔時の妖しさ、幻だったかもしれません。…記憶の幻だったのかな。日々暮らしていると、そういうこと、あります。

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