結婚

あたしが思っているものと
きみが思っているものが
違っていた すれちがい
埋められない 深い谷?

着る服の好みも
好きな映画のトーンだって
ほんとは違っていたのに 
嘘をついて やさしさでごまかして

橋を架けよう ふたりで
きみは渡って来ないかもしれない
あたしは渡って行かないかもしれない

それでも こちら側とあちら側で
黙々と橋を作る 互いの姿を見て
恋の始まりの ほのかな幻に縋って

投稿者

奈良県

コメント

  1. なんですかね。ほのあたたかい消えかけの暖炉のような、幸せを感じるのです。そこには木の燃える匂いがして、ブランケットをかけてくれた人がいて、窓の外は月明かりで眩しいのです。それらを、結婚、という言葉が表すのです。幸せを極度に恐れる必要はない、ただ少し不幸になる勇気を出すこと、色々な思いが巡ります。

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