むだい

襖を張り替え
亀が孤独を跳ねかえってね
冷酒一舐め
愛されないから傷つかない
地獄じゃござらん
血が出る
屋根が飛ぶ
俺は面倒が嫌い

投稿者

埼玉県

コメント

  1. 読まれる詩には、特にネット詩のような匿名である詩では、読む者は作者のことなどほぼほぼ考えないしその背景も興味がない。詩は書いたものの感情よりも読んだ者がどのように動かされるかだと思ってる。読んだ者の感情の話。
    知らないしね作者。

    SNSなどの文字情報も同じで匿名なら発信した者の現状などどうでもよくて、その書いてあることに反応は生まれる。twitterとかでわたしを知って、わたしを見てとか困っちゃうもんね。

    詩は文字そのものであり(画詩っていうコーナーもあるけど)、それで何をするか、何ができるか。読み手に何をさせるのか。
    読み手に興味がないんじゃ外に詩を書いてもしょうがないもんね。上のtwitterじゃあるまいし。

    ここは編集でタイトルが変えられて、僕は以前ひとつの詩のタイトルだけ何回か変えたことがあります。それだけでその詩の印象や意味合いががらっと変わった。面白くなって何度も変えてしまった。他の人が変えているのを見て、なるほどと真似てみたのだけどね。

    読者の感情の話、とは言っても作者にだって感情や意図もあるわけで、でも少ない文字に表されるイメージは、少なければ少ないほど読者に左右される。
    そういう意味でタイトルも情報で在り形づくられるイメージであり、どうやっても本編の読み方や感受性に影響を及ば差ざるを得ない。

    ということでタイトルのひらがな むだいと結びの言葉が合わさって印象に残りました。
    地獄じゃござらん、からの4行が軽快でスマッシュされる。とても好みな詩です。

    詩よりも長文大変失礼しました。

  2. うまく言えないけど、僕には書けない、面白い詩だと思いました。

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