心感デッサン31
心感デッサン
2024.11.29
by frogmorton
丑三つ時 脳の 修理を 試みる
℃-100 ℃+250 の 気流団が
混ざり 吹き荒れる 朦朧 世界
己 の 片方 足を 写し出す
異空間 影 と 遊ぶ
引っ付き虫も 離れた 夜
大根は 確実に 葉を 伸ばす
水中生物 なびく 水草群
浅い息 打ち上げれた 我 魚成り
曲がった 声が 鳴り響く
不協和音を 避けながら
鼻歌 不器用な ステップを 踏み
我 現世の 死神に 会いに往く
神様の 呪文を 唱え
聖息を 吹き掛ければ 無事帰還
服を 脱いだり 着たりして
微睡み と 闘いながら
猿ぐつわ 1mm の 静けさに 委ね
黒 白 電波の 奪い合い
最早 血を 垂れ流す 暇は 無い
胃酸が 骨と肺を 蝕む 術
どす黒い 液体を 何度も 噴射
大切に 育てるつもりが
無残 な 結果に 涙 鼻水 まみれ
頭の ブロックが 絡まり 廻る
ピンで 止めようと
グサグサ 刺したが 宇宙塵 に 流され
空間 全て 呼吸を 罷めた
青白い 二つの 顔が 現れる
視よ、 魂が 分離 する 瞬間 を
東方角 が 赤く なってきた
寒い中 サンダルで 飛び出し
もう 安心 凍った 時刻表
間もなく また 新しい 夜明けが
空を 蒼く 解き放ち
煌めく 斜陽 降り注ぐ
“嗚呼、握った 手 の 温もり 再び 来ん…”
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