空を飛びたかった
鶏肉を食べた
美味しくいただいた
鳥、なのに空を飛べずに
生涯を終えた
鶏の悲しさも一緒に
余ったお肉を
冷蔵しようとしたけれど
開け放った窓から
飛んでいったのは
わたしの白い
冷蔵庫だった
鶏肉を食べた
美味しくいただいた
鳥、なのに空を飛べずに
生涯を終えた
鶏の悲しさも一緒に
余ったお肉を
冷蔵しようとしたけれど
開け放った窓から
飛んでいったのは
わたしの白い
冷蔵庫だった
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コメント
日常から非日常に飛びつつもしっかり日常の枠が保たれている。さすがです。素敵!
こんばんは。
同じです(笑)
鶏肉が好きです。
鳥が好きです。
小さいウズラを飼っています。
飛ぶのは下手くそです。
@あまね
あまねさん、コメントありがとうございます。素敵、いただきました。新しい冷蔵庫を買って、娘が使っていた2階の部屋に置きました。窓から娘が見ていた同じ空を冷蔵庫は眺めています。
@北杜アトム
北杜アトムさん、コメントありがとうございます。いつも読んでくださってありがとうございます。私もアトムさんの詩、楽しみにしています。
@たちばなまこと
たちばなまことさん、コメントありがとうございます。うずら飼ってるのですね。小学生の頃、朝の学級会で三分間スピーチ、という時間があって、毎日、二人ずつ順番に皆の前でスピーチをしました。一人の女の子がうずらを飼っていて彼女は自分のスピーチではいつもその話をしていました。しかも三分間にまとめられず、長い時は5分越えも。内容はほとんど覚えていないのだけれど、その娘は確かにいて、お話や意地悪もたくさんしました。思い出の玉手箱ですね。