奥ゆかしさ
I love you を月がきれいですねと訳したとの
俗説に泣けてくる
そんなことでどうやって致すというのか
そして単に月がきれいな時どう言えばいいのか
曖昧なもの、それはフランス語ではないとある
曖昧なもの、それは日本語であるとも言える
こんなにいい香りなら
香源はさぞかし臭いに違いない
得られたものはもう未知ではない
得たとたんに興味をなくす
これはずいぶん失礼な話だよ
サムシングニューね、探し燃えてるのね
そういうわけで動画作りも詩集作りも
熱狂は制作途上にのみあり
もぅ飽きちゃった~って
続けましょう、続けましょう
人は、世界を安く見積もることで
世界を征服したことになる
しかし奥はもっと深い
といいのだが
コメント
共感!でした。
変幻自在な雰囲気というか寛容さというか、なんかいいです。
りゅうさんの声が聴こえるような、会話しているような詩ですねぇ・・・。
訳したのは、…夏目漱石でしたか。漱石もロマンチストです。日本語は、ほんとうに、曖昧な、微妙な言語です。だから抒情詩が成り立つのかな、などと想ってみたり。奥ゆかしさなのかもしれませんね。
しかし奥はもっと深い
といいのだが
そう、そうだといいです。
奥が深いということは、浅いところも通ったりしなければなりませんね。奥ゆかしさって、難しいような気がします。
うーむ、りゅうさんの詩はあいかわらず語り口にいい味があって好きです。
りゅうさんのスタイルいつも良いなあと思いながら読ませてもらってます。
「奥ゆかしさ」って、そもそも我々日本人や日本語のハイコンテクストな文化を象徴する言葉な気もしますね。
感想ありがとうございます。とても褒めていただいてうれしいです。詩の中身は迷走しているような内容でしたが、少し自信になりました^^