三途の渡し船
渡りゃんせ 渡りゃんせ
この先進めば どこへつく
此の侭進んで どこへゆく
ちっと渡して 下しゃんせ
生きる気ないなら 渡りゃんせ
渡しゃせぬ 渡しゃせぬ
真直ぐ生きて 死ぬまでは
無責任には やめさせぬ
死ぬはよいよい 生きるはこわい
こわいながらも
生きりゃんせ 生きりゃんせ
渡りゃんせ 渡りゃんせ
この先進めば どこへつく
此の侭進んで どこへゆく
ちっと渡して 下しゃんせ
生きる気ないなら 渡りゃんせ
渡しゃせぬ 渡しゃせぬ
真直ぐ生きて 死ぬまでは
無責任には やめさせぬ
死ぬはよいよい 生きるはこわい
こわいながらも
生きりゃんせ 生きりゃんせ
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コメント
わらべうたの替え歌に近いですね
方言だからか、流用が難しかったです
1番は死にたい人の視点で、
2番は三途の川でそれを邪魔する鬼の視点的な。
川を”通る”というのがちょっと引っ掛かったかな。渡りゃんせでもいいかも。
二つ前のトノモトさんの詩にも通ずる生と死のせめぎあいですね。
そのアイデア、いただきます。
自分の中での引っ掛かりが一つ消えたような気がします。
ふだん、いわゆる現代詩ばかり読んでいると、こういう詩歌的な、リズム、節のある詩が恋しくなります。で、詩に誘われて、ふらりと三途の渡し船に乗りかけて…。あぶない、アブナイ。
最後の「こわいながらも 生きりゃんせ 生きりゃんせ」が良いですね。
整っていて抜け感もあって素敵です。